Hicoプロジェクト 〜地域の中で育む確かな工業教育力をめざして〜

Hicoプロジェクト協議会発足

Hicoプロジェクト

(ひこばえ Hicobae→Hico)

  • 切り倒された木の株や根から再生してくる若い芽をいう。木の切り株から生まれてくる新芽のこと。「孫(ひこ)生<ひこばえ>」とも書く。
  • 踏み倒されても、がんばって行く。たくましく生きていく。第二のスタート。新たな出発。
会議風景

 学校の抱えている課題を学校を支援していただく方々に、本音でさらけ出す。そしてできるだけ改善できることは、皆様からアドバイスをいただきたい、と言う趣旨で、できあがった学校と企業とのネットワークです。 

 学校と企業が連携して、「企業・学校ネットワーク協議会」という長い名前を、「Hicoプロジェクト」という別称をつけました。

 「Hico」は、俳句の春の季語である「ひこばえ」とからとりました

 新津工業高校が2クラスになって学校がなくなってしまうのではないか、と言う心配が、学科の改編につながり、クラスが1つ増える形となりました。

 学校そのものも地域の方々のご意見を参考にして、地域が求める学校づくり、生徒たちが地域に出て伸び伸びと、しかも勉強した工業の技能・技術で飯が食えるような人づくりをしていかなくてはならない、と考えています。

 学校が持っているもの、抱えている課題をさらけ出して、改善することが、今の世の中が求めていることです。

 地域の皆様方、特に学校の就職関係でお世話になっている事業主の皆様方からのご意見は大いに参考にしなくてはならないと思って、4月、5月に企業訪問させていただい際に、丁寧に、ご親切に対応してくださった企業の皆様方の代表の方が集まっていただいたと思っております。

 この会を育てて行くに当たりまして今後ともご支援、ご声援、ご協力、様々な力を貸していただきたいと思っております。何卒よろしくお願いいたします。

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プロジェクトの概要

1年生対象
インターンシップ  40名 (13社の協力)
2年生対象
デュアルシステム  10名 (5社の協力)
 ア 2年生をデユアルシステムの対象とした。その理由として、同時にスタートした、
    インターンシップが1年生の対象であったことからである。

 イ 10日間のロングランを、夏季休業中に行うのではなく、5日間夏季休業中、
      残りの5日間の冬季休業中にあてて、分離を行った。
      (ア)企業側・生徒側の負担の軽減
      (イ)3ヶ月程度のインターバルをおくことで、企業側に生徒の成長ぶり
         を評価して貰う。(基本的な生活規律的な部分、技術的な部分) 
3年生対象
ものづくり技能・技術伝承
 ア 阿部自動車興業株式会社専務様より
   自動車ガソリンエンジンのメンテナンス、隙間の測定方法を
   2回に分けて実施(機械科、機械システム科)

 イ 新潟県電気工事士組合新津支部 青年部様より
    くらしの中の電気工事を生徒に分かりやすい寸劇を交えて実施(2回) (電気科)
 
部活動対象
「ICT技術の充実による創造性の育成」
  LEDと光ファイバーの組み合わせの電子工作「星空音楽会」を製作、出展し、
  新潟県電子機械工業会主催第17回高校生電子作品コンテストで、奨励賞を受賞  
  
職員対象
「企業・地域社会と学校のネットワーク」づくり事業
   企業側 6社、校内委員7名外参加希望の職員で構成
   「hicoプロジェクト協議会」の4回の開催                          

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平成18年度 インターンシップの様子

 
ガス供給所体験
自動車整備体験

 

1 参加生徒  1学年 機械科 23名、機械システム科 17名
合計 40名 (1学年全体 74名)
2 目的

(1) 実際の職業や仕事の体験を通して、職業の社会的な意義や役割を理解し、望ましい勤労観や職業観の形成と以後の学校生活の在り方を学ぶ。

(2) 社会生活、職業生活を営む上での規律、礼儀、言葉づかいなどの基本的生活習慣の大切さを知るとともに、様々な年代とのコミュニケーション能力の向上を図る。

(3) 地域の企業や職業についての理解を深める。

3 体験内容の概要  別紙1 (受入れ企業一覧参照) 
4 校内組織 (1)企業開拓 校長
(2)連絡窓口 教頭
(3)巡回指導 機械科職員、1学年団職員
5 スケジュール (1)事前指導T 6月21日(水)インターンシップの心構え等
(2)事前指導U 7月10日(月)体験内容、基本事項等の確認
(3)インターンシップ実施 7月11日(火)〜7月13日(木)
(4)事後指導  7月14日(金)〜7月19日(水)
        礼状書き、アンケート、発表準備
(5)インターンシップ発表会 7月20日(木)
6 インターンシップ
発表会

(1)日  時  7月20日(木)1〜3限
(2)参加対象  1学年全生徒、1学年保護者、インターンシップ先企業、
        学校評議委員、Hicoプロジェクト協議会メンバー
(3)発表方法  グループによる発表 (5分程度)
        パワーポイント使用

コメント

生徒
(1)働くことの厳しさをあらためて知った。初めの頃は緊張して何もできなかったが、終わり頃になると従業員の方にも慣れ、仕事の内容がわかるようになった。

(2)挨拶や言葉使いの大切さや時間を守ることの大切さなどが実感できた。

(3)学校と違って社会は厳しかった。

(4)やはりコミュニケーションが大切だと思った。

(5)人間関係の重要性を知った。楽しかった。
訪問先

(1)受入れのための準備かなり必要でしたが、弊社としましては、従業員に良い刺激になったと思います。1つの会社でも影響あるわけですから1人でも多くの生徒が新津の町とかかわりを持ってほしいと願っております。非常に大切なことと考えます。
この様な企画を実施頂き感謝いたします。

(2)生徒さん1人1人が現場での体験を積極的に捉えていたように感じまた。

(3)エフエム新津様の取材が生徒に大変良いと思いました。

学校

(1)インターンシップで1年生40名が実際に現場へ出向き、職業や仕事を体験する中で、社会的意義や役割を体感できたことは生徒にとって実に意義深いものとなった。こうした体験を通して、生徒、職員にとっても学校生活の在り方を考えるよい機会となった。

(2)発表会を実施したことにより、インターンシップに参加した生徒自身はもとより、参加していない生徒にも職業体験に対する興味をもせることができた。

(3)地域との連携を通して生徒を育てていただくことの重要性を学校、企業が実感できた。

(4)地域企業とのネットワーク協議会「Hicoプロジェクト」を立ち上げ、インターンシップ、デュアルシステムについて、地域における本校の在り方についての協議もおこなわれ、学校、地域の密接な連携をつくっている。

(5)インターシップや発表会の様子を地域のFM放送、NHK放送で取り上げていただくなど高校と地域との連携が生徒、保護者、地域、学校にも好影響を与えている。

7 課題 (1)今後は、1学年全体にインターンシップを展開したい。そのためには、受け入れ企業の開拓が課題となる。更なる企業開拓が必要とされ、ハローワークとの連携が不可欠である。

(2)日頃より学校と企業のネットワーク協議会(本校ではHicoプロジェクト協議会と命名)による連携が大変重要である。

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